雲残る・・・。

2002年4月21日
雲隠れのあと

という訳で
何だか現世に魂戻っていないかもしれません。

今回、桜狩りをした深山の櫻は
ゆかしい花々でした。

里の櫻のように自分を主張せず
只々立っている。

霞のようにおぼろげな
雲のように穏やかな
しかし、凛として立っている。

しなづよいとはこのことを言うのだと
身を運んではじめてわかる。

雪にも耐えて栄ゆく春。

七つの頃から親しんでいるこの文句が
二十年以上たってはじめて身にしみた。

櫻にもそれぞれの美しさがある。

どれが一番ということはない。

でも、凛として立つ深山の櫻は
見る人も少ないが、見る人には
大きな喜びをもたらすのだろう。

花を見て、花を愛で、
花から学び、花のようになろうと思う。

ただ綺麗という世界ではないのだ。

そのものを生きるということの
厳しさをも知っていきたい。

なれるものではないかもしれない。
でも、たゆまず歩きたい。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

この日記について

日記内を検索